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アロエは、薬用になる植物としてよく知られる木立ちアロエや、食用になるアロエ・ベラに代表さ
れる多肉植物です。500種類以上が知られている大きな属で、自生地では高さ20mの大木に育つ種類から、高さ5cm程度の小型種まで多くの種類があります。細長い葉がロゼット状につき、肉厚な葉の中にあるゼリー状の組織に水分を蓄えて育ちます。多くの種類は性質が強健で、暑さや軽い霜程度の寒さには耐えるため、育てやすい多肉植物です。
形や葉模様などが美しい種類や、赤、黄色、白などの美しい花を咲かせる種類もあり、人気の多肉植物の一つです。
生育タイプは夏型で成長期は春〜秋で、夏の暑さにも強く、元気に育ちます。日当たりが悪いと徒長するので、よく日に当てて育てましょう。冬も屋外でも大丈夫なものもありますが、最低気温が10℃を下回ると生育が鈍くなるので、室内の明るい場所に取り込むか、霜の当たらない軒下などの場所で冬越しさせることをおすすめします。
冬は断水することで休眠し、寒さに耐えることが出来るため、乾燥させて管理します。春に新芽が動き始めたら徐々に水やりを始め、成長期には用土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
株分け:群生しているものは、植え替え時に親株から切り離しましょう。3〜9月が適期です。
挿し木:挿し木の場合は、仕立て直しのときに切り取った茎を使い行えます。3〜9月が適期。切り取った茎は、切り口から水分が出るので、日陰で2〜3日乾かします。切り口が乾いたら、土を入れた鉢にしっかりと挿します。
種まき:種まきの適期は3月〜5月頃です。
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